映画も見たいし、キャンプもしたいし、ゲームもやりたい
煩悩の塊め
この「煩悩」について解説します。
Contents
煩悩とは?
「煩悩」は「ぼんのう」と読みます。
これは仏教用語で「人を惑わせる欲望」のことです。
煩悩の「煩」は煩(わずら)わせる、「悩」は悩ませるものなので、字の通り「人を煩わせて悩ませるもの」といえます。
修行の末に「悟りを得る」ことを「煩悩から解放される」といいます。
意外に難しい言葉だね
煩悩の種類
「煩悩」には108種類あると言われています。
大晦日に除夜の鐘を108つくのは、「煩悩」をなくすためと言われているよ
108種類ある煩悩の中でも最も根源的な悩みに「三毒の煩悩(さんどくのぼんのう)」があります。
それが、「貪欲(とんよく)」、「瞋恚(しんい)」、「愚痴(ぐち)」の3つの煩悩です。
貪欲:欲しいものなどに対して、執着する心
瞋恚:怒り,憎しみ,妬みの心
愚痴:真理に対する無知
くわしくみてみよう
貪欲
「貪欲」は「欲求」のことで以下の5欲に分けられます。
.食欲:おいしいものを食べたい、飲みたいという欲。
.色欲:異性を求める心。
.財欲:お金持ちになりたいという欲求。
.名誉欲:他人から「認められたい」、「ほめられたい」、「カッコイイと言われたい」、「悪口を言われたくない」、「悪く見られたくない」という気持ち。
.睡眠欲:眠気として感じられる、睡眠に対する欲求。
仏教では、これらの欲求を正しく制御することが大切とされています。
瞋恚
瞋恚とは「怒り」のことです。
自分の思い通りにならない事への憤りなども「瞋恚」に含まれます。
愚痴
日常では、「愚痴をこぼす」といった使われ方をしますが、仏教においては、「真理に対する無知」といった意味になります。
真理というのは、「人は誰しも必ず老いる」といった事実を指します。
この理解ができていないからこそ、「老いに対して悩んでしまう」といった考え方がされています。
三毒の煩悩を完全になくすのは難しいから、三毒を抑えることが大切と言われているよ
煩悩を用いた例文
「あの男は煩悩にまみれている」
「煩悩にさいまれる」
「煩悩を完全になくすことは難しい」
まとめ
「煩悩」とは「人を惑わせる欲望」のこと。
煩悩には108種類あり、中でも、貪欲(とんよく)、瞋恚(しんい)、愚痴(ぐち)が根源的な三毒と呼ばれる。
仏教では、煩悩を完全になくすことは難しいので、抑えることが大切とされる。
以上、「煩悩」の解説でした。
あとやっぱりお金も欲しいなあ!
うわ、完全に煩悩に支配されている…