プログラミングをするためには変数名や関数名に適切な名前をつける必要があります。
「なかなかいい名前が決められない!」という方も多いのではないでしょうか?
そんな際に暫定的によく使われるのがこの「hogehoge」です。
プログラムを書く方であれば一度は見かけたことがあるのではないかと思います。
ただし「どうしてhogehogeなのだろう?」と気になる方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな「hogehoge」の意味・由来・使い方について例文をふまえて解説します。
Contents
「hogehoge」とは?
「hogehoge」は「暫定的に使われる一時凌ぎの名前」です。
簡単にいえば名前における「山田太郎」のようなものです。
プログラミングでよく見かけ、一時的な変数名や関数名としてよく使われます。
あくまで暫定的な名前のため、意味は全くありません。
「hogehoge」のまま本番リリースしてしまうと、後々困ることになるので気をつける必要があります。
「hogehoge」の由来
「hogehoge」の起源は定かではありませんが、1980年代にコンピュータ好きの間で用いられるようになり広く浸透したという説が有力とされています。
なおこの「hoge」について研究している方がいたので引用させていただきます。
「ほげ」を使用した最古の記録の一つは、1984年頃に 曽田大明神@名古屋大学(現SRA)が使用した “hoge” です。 現在でも曽田大明神に奉納されている 3.5 吋のフロッピィディスク中には 当時のままに残っている可能性があります。
引用元:http://kmaebashi.com/programmer/hoge.html
この「hoge」は日本が発祥のため、海外で使っても理解されません。
代わりに海外で用いられているのは「foo」や「bar」です。
こちらも起源にはいくつかの説がありますが、スラングとして用いられていたFUBAR(どうしようもなくめちゃくちゃ)という意味のスラングを2つに分解して生まれたという説などがあります。
次は「hogehoge」の使い方をみていきます。
「hogehoge」の使い方・例文
「hogehoge」は以下のように使われます。
例1:「名前に困ったらhogehogeと名付ければいい」
例2:「本番リリースされたサイトでhogeが使われており、まだテスト中なのかと勘違いした」
例3:「hogehogeの説明を求められたら山田太郎のようなものと答える」
例4:「hogeは日本でしか通用しない点に注意が必要だ」
例5:「名前にhogeを使っていたのでおそらくあの人はエンジニアだ」
「hogehoge」のまとめ
ここまで「hogehoge」の意味、由来、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「hogehoge」についてまとめておきます。
「hogehoge」とは主にITの世界などで一時的に用いられる暫定的な名前のこと。
1980年代に日本のコンピュータギークの間で用いられたことがきっかけで浸透したとされている。
「hoge」が使われているのは日本のみで、海外では「foo」や「bar」が利用される。
以上、「hogehoge」の解説でした。