ほんと嫌になっちゃうよ
開口一番どうした
この「開口一番」について解説します
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開口一番とは?
「開口一番」は「かいこういちばん」と読みます。
これは「一番最初に話すこと」という意味です。
「最初に話すことがそれかよ!」といったニュアンスで用いられます。
字の通り「口を開いて一番にでる言葉」だね
開口一番の使い方
「開口一番」をどのように使うのかを実例でみてみます。
この言葉を使うときは、「一番最初に出る言葉がそれ?」といったように、強調を表す際によく使われます。
「開口一番、あの子はすごい子だと呟いた」
この例では、「あの子の凄さ」が強調されています。
「説明を端折ってしまうくらいすごい」というニュアンスが含まれる表現です。
「上司に朝会うと開口一番、怒鳴り散らしてきた」
朝一にもかからわず、上司に怒鳴られてしんどいという気持ちを表す表現です。
「開口一番」があることで、より辛さが増しています。
開口一番の類義語
「開口一番」の類義語には以下のようなものがあります。
初っ端(しょっぱな):物事のはじめ、最初
いのいちばん:一番最初、真っ先
開巻早々:書物の初めの部分、書きだし
初っ端の例
「初っ端から飛ばしている」
いのいちばんの例
「いのいちばんに報告する」
開巻早々の例
「開巻早々、惹き込まれる文章」
開口一番の語源は落語
実は、「開口一番」の語源は落語からきています。
落語には以下のような階級があります。
・見習い
・前座
・二ツ目
・真打ち
下に行けば行くほど、プログラムを任せてもらえるようになります。
ただし、「見習い」から「前座」になると、プログラム前の、場を和ますための前座を任せてもらえるようになります。
この前座のことを「開口一番」とよびます。
この開口一番で顔を売っていくんだ
開口一番を用いた例文
「カウンターの席に座ると彼女は開口一番「にぎやかなお店ね」と言った」
「彼は開口一番、愚痴をもらした」
「開口一番、自慢話をされていやになった」
開口一番のおさらい
「開口一番」とは「一番最初に話すこと」という意味。
「開口一番」は強調の意味で用いられることが多い。
語源は落語で、一番最初に演じられる前座のこと。
以上、「開口一番」の解説でした。
初対面では「開口一番」の発言で印象が決まると言われているよ