「ここはトルツメで」
このように使われる「トルツメ」という言葉をご存知でしょうか?
出版会社に勤めている方にとってはよく見かける言葉ですが、初めて見た際にはなんのことだかわからないかと思います。
仕事の中で「〇〇トル」という指示をされることもあるので覚えておきたい言葉です。
この記事ではこの『トルツメ』の意味や由来、使い方について解説します。
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Contents
「トルツメ」とは?
「トルツメ」とは校正用語で「文字を削除する」という意味です。
例えば「私は野球部に3年間所属していました」の「3年間」を「トルツメ」すると、「私は野球部に所属していました」になります。
文字を「取って詰める」ことから「トルツメ」と呼ばれます。
略されて「トル」と書かれることも多いです。
「トルママ」、「トルアキ」とは?
「トルツメ」の類語は「トルママ」、「トルアキ」になります。
「トルママ」、「トルアキ」の意味
トルママ:取って開けたままにする
トルアキ:取って空きをつけた状態を維持する
どちらも意味は同じで、「文字を削除した後に詰めずに間を空けたままにする」ことを意味します。
例えば「東京所属:フリーランス」の「:」を「トルママ」または「トルアキ」すると、「東京所属 フリーランス」になります。
「トルツメ」とは異なり、空白が維持されていますね。
次は「トルツメ」の使い方を例文でみていきます。
「トルツメ」の使い方・例文
「トルツメ」は以下のように使われます。
例1:「ここトルツメよろしくね」
例2:「トルツメするとバランスがおかしいのでトルママにしよう」
例3:「新人にトルツメを指示したが、トルツメの意味を聞かれてしまった」
「トルツメ」のまとめ
ここまで「トルツメ」の意味、由来、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「トルツメ」についてまとめておきます。
「トルツメ」とは校正用語で「文字を削除する」という意味。
文字を取って詰めることから「トルツメ」と呼ばれる。
文字を削除後に間を詰めずに空けたままにすることは「トルママ」、「トルアキ」という。
以上、「トルツメ」の解説でした。