「盛る」という言葉をご存知でしょうか?
「野菜のこと?」と思うかもしれませんが、若者が使う「盛る」は異なった意味で使われているんです。
今回はこの「盛る」について解説します。
Contents
「盛る」とは?
「盛る」は「もる」とよみます。
「盛る」の意味は、
・大げさに話す
・写真を加工で実物よりもよく見せる
です。
若者を中心に使われている言葉になります。
次は使い方をみてみましょう。
「盛る」の使い方・例文
「盛る」は以下のように使われます。
プリめっちゃ盛れた
どれどれ、え、加工されすぎてどれだかわからんww
この「盛る」は「写真を加工で実物以上によく見せる」という意味です。
また「プリ」とは「プリクラ」をさします。
現代のプリクラはかなり盛れるようになっており、別人に見えるほど高性能です。
今まで100人は告白されたかな
絶対話盛ってるわ
この「盛る」は本当は100人も告白されていないのに、話を誇張して「大げさに話す」と言う意味で使われています。
「盛る」の由来は?
若者が使う「盛る」にはどんな由来があるのでしょうか?
通常「盛る」と言えば、「ご飯を大盛り」にするといった使われかたをします。
このように従来の量に付け足すといった意味が語源になっています。
「盛る」と「嘘」の違い
「盛る」と「嘘」は似ていますね。
それぞれは以下のように定義されます。
・嘘:事実が全くない
・盛る:少しの事実を誇張して大きく見せる
「嘘」には真実が全くないのに対して、「盛る」には真実がある、という違いがあります。
例えば今までに一度も告白されたことがない人が10人に告白されたと言えば、「嘘」ですが、今まで3人に告白されてきた人が10人に告白されたと言うことは「盛る」になります。
芸人さんはほん少しの事実を盛大に盛るのが上手だね
「盛る」のまとめ
「盛る」の意味、由来、使い方についてみてきましたがいかがでしたか?
最後にまとめておきます。
「盛る」には「話を誇張する」、「加工で写真を実物よりもよく見せる」という意味がある。
「ご飯を盛る」のように「付け足す」という意味に由来する。
「盛る」と「嘘」の違いは、一部だけでも事実があるかどうか。
ぜひこの「盛る」を使ってみてくださいね。
以上、「盛る」の解説でした。