「いちびる」という言葉をご存知でしょうか?
関西圏でよく使う言葉ですが、どういう意味なのかわからない方も多いかと思います。
今回はこの「いちびる」について解説します。
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「いちびる」とは?
「いちびる」は「ふざける、調子に乗る」という意味です。
同義語には「ちょける」があります。
「いちびる」と「ちょける」ですが、
いちびる:悪い意味のおふざけ
ちょける:良い意味のおふざけ(芸人のボケるに近い)
という違いがあります。
ネットスラングに「イキる」という「調子に乗ること」をあわらす言葉がありますが、「いちびる」はこの「イキる」に近い意味です。
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次は「いちびる」の使い方をみていきます。
「いちびる」の使い方・例文
「いちびる」は以下のように使われます。
例文1
まさひろ
あいつ、えらいいちびりやな(あいつだいぶ調子に乗ってるな)
例文2
ゆうすけ
いちびっとんのか?(調子に乗ってるのか?)
「いちびる」の由来
「いちびる」は「市振り(いちぶり)」に由来する言葉です。
この「市振り」は、「競り市にて大きな声を出して値の決定を取り仕切る人」のことをさします。
この「市振り」のやかましいイメージから、「いちびる」という言葉が生まれました。
「いちびる」のまとめ
ここまで「いちびる」の意味、使い方、由来について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「いちびる」についてまとめておきます。
「いちびる」とは「ふざける、調子にのる」という意味。
「調子に乗る」というマイナスなイメージで使われることが多く。ネットスラングの「イキる」に近い意味をもつ。
「いちびる」の由来は競り市を仕切る「市振り」。
以上、「いちびる」の解説でした。