「少年誌では朝チュンがギリギリの表現だ」
このように使われる「朝チュン」という言葉をご存知でしょうか?
一部の界隈では用いられる言葉ですが、くわしい意味はわからないという方も多いかと思います。
今回はこの「朝チュン」の意味・使い方について解説します。
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「朝チュン」とは?
「朝チュン」とは「男女が一夜を共にしたことを暗喩する表現」です。
夜間におけるキスや抱き合うシーンの後に、次の描写で二人が同じベッドで寝ている様子を描くことで、濡れ場があったことを示唆する表現になります。
濡れ場の直接的な表現を描きたくない場合や、少年誌などで描くことが規制されている場合によく使われています。
「チュン」とは朝方のスズメの鳴き声で、朝の印象を強めています。
「朝チュン」のように濡れ場を暗喩する類語には「夜明けのコーヒー」や「ゆうべはお楽しみでしたね」などがあります。
「夜明けのコーヒー」は、「朝のコーヒーを一緒に飲む」 = 「一夜を共にした」を暗喩する少し古い表現です。
「ゆうべはお楽しみでしたね」は『DQ1』にて主人公がローラ姫を連れたまま宿屋に泊ると、翌朝に宿屋の主人に言われるセリフとして有名です。
次は「朝チュン」の使い方をみていきます。
「朝チュン」の使い方・例文
「朝チュン」は以下のように使われます。
「濡れ場を期待していたが朝チュンでがっかりした」
「直接的なシーンよりも朝チュンの方が想像が膨らむ」
「画力不足の作家にとって朝チュンはとても便利」
「朝チュン」のまとめ
ここまで「朝チュン」の意味、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「朝チュン」についてまとめておきます。
「朝チュン」とは「男女が一夜を共にしたことを表す表現」のこと。
直接的な濡れ場を描きたくない時に「朝チュン」がよく使われる。
「チュン」は朝に鳴くスズメの鳴き声。
以上、「朝チュン」の解説でした。