人は何かを判断する際に対象が1つだけだと、それが良いものであるかの判断がつきにくいですが、仮にもう1つの選択肢が現れると、比較をすることで判断が容易になるとされています。
このように、何かの優秀さを表すためとして使われる、引き立て役になるような比較対象に対してよく「当て馬」という言葉が使われます。
また「当て馬」とあるように、元々は馬に由来する言葉です。
今回はそんな「当て馬」の意味・由来・使い方について例文をふまえて解説します。
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「当て馬」とは?
「当て馬」は「馬の種付けの際に牝馬の発情を促しを行う行為や、促しを行った牡馬のこと」をさします。
「当て馬」は実際に牝馬とは交配はせず、牝馬の発情確認後には引っ込んで、実際に交配する馬が登場して牝馬と交配されます。
ここから転じて、馬以外にも使われるようになりました。
恋愛における「当て馬」
恋愛において使われる「当て馬」は、「引き立て役」という意味です。
日常の中で使われるのはこの意味が多いでしょう。
例えばヒロインに絡んできたチンピラを主人公が撃退して、主人公とヒロインが結ばれた場合は、このチンピラが「当て馬」になります。
恋愛漫画などではよくヒロインにちょっかいを出すライバル役などが登場し、一時的に場をかき乱すが最終的には主人公のための「当て馬」になるようなケースがあります。
次は「当て馬」の使い方をみていきます。
「当て馬」の使い方・例文
「当て馬」は以下のように使われます。
例1:「合コンで当て馬のような扱いをされた」
例2:「実は当て馬キャラが好きかも」
例3:「推しキャラが当て馬扱いされていて悲しい」
「当て馬」のまとめ
ここまで「当て馬」の意味、由来、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「当て馬」についてまとめておきます。
「当て馬」の語源は「馬の種付けの際に牝馬の発情を促しを行う行為、または発情の促し役となった馬」
恋愛などでよく用いられ、主人公のための「引き立て役」という意味で用いられる。
以上、「当て馬」の解説でした。