「このマドモアゼルに大勝ちさせてやろう」
このように使われる「マドモアゼル」という言葉をご存知でしょうか?
語源がフランス語の「マドモアゼル」は日本で使うことは少ないため、詳しい意味はわからないという方も多いかと思います。
ただ小説などでは見かけることも多く、また間違った使い方をすると海外旅行などで相手を怒らせてしまうこともあるため覚えておきたい言葉です。
今回はそんな「マドモアゼル」の意味・由来・使い方について例文をふまえて解説します。
Contents
「マドモアゼル」とは?
「マドモアゼル」とは、「未婚・独身の女性」という意味です。
フランス語の「Mademoiselle」が語源になっており、「マドモワゼル」と呼ばれることもあります。
年齢的には15歳から25歳くらいまでの女性に対して使われる言葉です。
「マドモアゼル」と「マダム」の違い
「日本では「マドモアゼル」以上に「マダム」という言葉が浸透しています。
「マダム」は30代くらいの大人の女性に使われる言葉ですが、日本で「マダム」というと「おばさん」に近いニュアンスの言葉で、あまり言ってはいけないような雰囲気があるかと思います。
対してフランスでは「しっかりとした大人の女性」という良い意味で捉えられることが多いです。
また未婚・既婚に関わらず働いている女性は「マダム」とされます。
レストランで働く女性に、若く言った方がいいだろうと「マドモアゼル」を使ってしまうと、「大人になっていない女性」と捉えられて怒らせてしまうこともあるので、「マダム」を使う方が無難です。
次は「マドモアゼル」の例文における使い方を例文でみていきます。
「マドモアゼル」の使い方・例文
「マドモアゼル」は以下のように使われます。
例1:「この勝負はマドモアゼルに勝たせてあげよう」
例2:「日本人的な感覚としてはマダムよりもマドモアゼルと言われたい」
例3:「海外のレストランでウェイトレスにマドモアゼルと言ったら怒らせてしまった」
「マドモアゼル」のまとめ
ここまで「マドモアゼル」の意味、由来、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「マドモアゼル」についてまとめておきます。
「マドモアゼル」とは「未婚・独身の女性」を表し、「お嬢さん」のような意味をもつ。
「マドモアゼル」よりも年配の女性には「マダム」が使われるが、働いている女性に対しては「マドモアゼル」を使うと失礼に当たるので、「マダム」を使う方が好ましい。
以上、「マドモアゼル」の解説でした。