「論文では口語表現は控えるようにしてください」
このように使われる「口語」という言葉はご存知でしょうか?
聞いたことはあっても具体的な意味はわからないと方も多いかと思います。
今回はこの『口語』を解説します。
Contents
『口語』とは?
「口語」は「話し言葉という意味です。
読み方は「こうご」
字面のとおり「口にする言葉」が「口語」と呼ばれます。
「口語」の対義語は「文章言葉」を意味する「文語」です。
大学入試の問題のように正式な文章においては「文語」が用いられます。
基本的には「文語」はかしこまった文章、「口語」は読みやすい文章になります。
せめてこれくらい口語に寄せてほしいなぁ(大学入試共通テスト物理試行テストより)。 pic.twitter.com/sCYBVjYW2N
— 三宅 唯 (@miumo299792458) April 4, 2020
「口語」の例
有名な「口語」には「ら抜き言葉」や「い抜き言葉」などがあります。
ら抜き言葉
「ら抜き言葉」とは「見られる」を「見れる」のように「らりるれろ」を抜いた言葉のことです。
本来正しいのは「ら」を含む「見られる」ですが、長いので「口語」として使う際には「見れる」のように使うことが多いです。
い抜き言葉
「ら行」だけでなく「い」を口語ではよく抜かれて使われます。
例えば文語では「使っている」ですが、口語では「使ってる」になります。
『口語』と『文語』の違いは?
「口語」の反対は「文語」です。
「口語」と「文語」の違いは「丁寧さ」にあります。
「口語」というのは友達と話すときに使われるような言葉のため、頻繁に省略がおきます。
対して「文語」は誰に対しても通じるように省略を避け丁寧になっている言葉です。
次は「口語」の使い方をみていきます。
『口語』の使い方
「口語」は以下のように使われます。
例1:若者の口語は発達しすぎていてついていけない
例2:目上の人と話す際には口語は使わないように気をつけよう
例3:報告書に口語はNGです。
『口語』のまとめ
ここまで「口語」についてみてきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「口語」についてまとめておきます。
「口語」とは「話し言葉」のこと。
有名な「口語」として「ら抜き言葉」や「い抜き言葉」などがある。
「口語」の反対は書き言葉である「文語」
以上、「口語」の解説でした。