「検索避け」という言葉をご存知でしょうか?
これは主に二次創作界隈にてよく使われる言葉です。
馴染みのない方にとってはどういう意味なのかわからないかと思いますが、二次創作が好きな方は知っておきたい用語です。
今回はそんな「検索避け」の意味・使い方について例文をふまえて解説します。
Contents
「検索避け」とは?
「検索避け」とは「作品名などに少し変化を加えることで検索に引っかからないようにする」ことです。
読み方は「けんさくよけ」になります。
検索エンジンにはGoogle、Twitter、Pixivなどがあります。
主に女性向けの二次創作作品を公開する際に使われ、「検索避け」をすることで検索をしても自分の作品を検索結果に表示させなくすることができます。
なぜ「検索避け」をするのか?
せっかく自分の作品を作ったのに「どうして検索避けをするの?」と思う方も多いかと思います。
ここには二次創作の少し複雑な事情があります。
二次創作とはオリジナルの作品を元に、ファンによる妄想などでストーリーを改変させた内容になります。
オリジナルを改変して欲しくないという原作者やファンがいることに加え、女性向けならではの少し過激な表現もあるため、コアなファン以外の目には触れないようにさせる必要があるのです。
Googleにおける「検索避け」
「記事はネットに公開したいが、Googleでの検索には引っかかって欲しくない」
こんな時には「タグ」と呼ばれるものを使用します。
「タグ」とはGoogleが文書を理解するために必要なものです。
検索を避けるには「このページはインデックス(検索結果に載せること)をして欲しくないよ」ということを伝えるために、以下のタグを入れる必要があります。
<meta NAME="ROBOTS" CONTENT="NOINDEX,NOFOLLOW,NOARCHIVE">
タグを入れる場所は<head>から</head>の間です。
Twitterにおける検索避け
Twitterでは投稿内容に含まれる作品名などを隠語にするなどして「検索避け」をします。
例えば「トマト」というキーワードの「検索避け」をするのであれば、「tmt」のようにアルファベットにしたり、「ト/マ/ト」など、スラッシュのような余計な文字を入れたりします。
ただし検索アルゴリズムは常に変わっているため、確実に「検索避け」をするためには鍵垢にすることが確実です。
Pixivにおける検索避け
Pixivの「検索除け」はTwitterに似ています。
基本的には作品名などを隠語に変更するといったことに加えて、Pixivはタグで検索されることが多いので、作品関連の正式名称をタグに使わないようにするといった方法が有効です。
またマイピク限定公開に設定して一部の人にしか見られないようにすることが確実です。
次は「検索避け」の使い方をみていきます。
「検索避け」の使い方・例文
「検索避け」は以下のように使われます。
例1:「検索避けはマナーとして知っておきたい」
例2:「検索避けをしないことで学級会に発展したケースも多い」
例3:「実在する名前を扱う作品の場合には検索避けが必須になる」
『ヘタリア』や『文豪ストレイドッグス』などが実在名を使っている作品として有名です。
「検索避け」のまとめ
ここまで「検索避け」の意味、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「検索避け」についてまとめておきます。
「検索避け」とは「個人で作成した二次創作作品などを検索に引っ掛けなくすること」
二次創作活動がグレーゾーンであることと、女性向け作品には刺激が強いものが多いことから、コアなファン以外にはみられないようにするために「検索避け」が行われる。
以上、「検索避け」の解説でした。