調査結果を1から報告するよ
ごめん、忙しいからアウトラインだけ教えて
この「アウトライン」について解説します。
Contents
アウトラインとは?
「アウトライン」とは「概要、要約」のことです。
英語では「outline:輪郭、外形」 になります。
主にビジネスで用いられる言葉です。
またデザイン制作ソフトであるIllustrator(イラストレーター)でも「アウトライン化」という使われ方をします。
アウトラインの使い方
「アウトライン」の使い方をみてみます。
ビジネスにおけるアウトライン
まずはビジネスにおける「アウトライン」の使い方です。
「忙しいからアウトラインだけ教えて」
この「アウトライン」は「要約」という意味です。
例えば、管理業務で忙しい上司がプロジェクトのおおまかな内容を知るために部下に「アウトライン」を求めるケースが多く見られます。
この場合は手短に要点だけをまとめたものを提出するといいよ
「こちらが今日の会議におけるアウトラインになります」
会議においての「アウトライン」は「アジェンダ」に似ており、「目次」的な意味合いを持ちます。
「アウトライン」がない会議は、全体像の把握が困難です。
長い会議の際には最初にアウトラインがあると進行がスムーズに進みます。
プレゼンが上手い人は大抵アウトラインをしっかり書いているんだ
Illustrator(イラストレーター)におけるアウトライン
Illustrator(イラストレーター)では、「文字のアウトライン化」、「パスのアウトライン化」といった用語が使われます。
「アウトライン化」という言葉が出たら、デザイン関連の「アウトライン」であると判断できます。
この「アウトライン化」とは「文字情報であるフォントを図形にすること」です。
なぜわざわざフォントを図形にするのかというと、フォントは各々のPCに依存してしまうためです。
そのため例えば、有料のフォントを手渡されてもそのフォントを持っていなければ再現をすることができません。
その点アウトライン化をして、図にしてしまえばどの環境でも再現ができるというメリットがあります。
ただし「アウトライン化」にはデメリットもあり、文字情報でなくなってしまうため、文字変更などはできなくなってしまう点に注意が必要です。
「アウトライン化」は、完璧に出来上がってもう修正がないという状態でするものなんだ
アウトラインの対義語
「アウトライン」の対義語は「ディテール」です。
英語では「detail:詳細」になります。
ファッションのディテールまでこだわるといえば、「小さなボタンまで気にする」といった意味になります。
アウトラインを用いた例文
「時間ないから、アウトラインだけ聞かせて」
「事業のアウトラインを提出する」
「アウトラインを掴む」
まとめ
「アウトライン」とは「要点」のこと。
主にビジネスで用いられるが、デザイン用語としても使われる。
ビジネスにおける「アウトライン」は「要約」、デザインにおける「アウトライン化」は「文字の図形化」のことを指す。
以上、「アウトライン」の説明でした
「アウトラインを制すものはプレゼンを制す」といえるくらいアウトラインは意外に大切なんだ