「傑作なパロディを見つけた」
このように使われる「パロディ」という言葉をご存知でしょうか?
日常の中でもよく使われる言葉ですが、似た言葉に「オマージュ」や「パクリ」などがありややこしいですよね。
今回はこの「パロディ」の、
・意味
・「オマージュ」、「パクリ」との違い
使い方
について解説します。
Contents
「パロディ」とは?
「パロディ」とは「元の作品を面白おかしく真似すること」です。
英語では「parody」と書き、「もじる、滑稽に真似る」という意味になります。
主に漫画などのギャグシーンで用いられることが多いです。
似た言葉には「オマージュ」、「パクリ」などがあります。
「パロディ」と「オマージュ」の違いは?
「パロディ」に似た言葉に「オマージュ」があります。
「オマージュ」とは「作家が尊敬する作品の一部を自分の作品に取り入れること」という意味です。
「パロディ」も「オマージュ」も「模倣」という点が共通していますね。
ではこの2つの違いは何かというと「ギャグ風であるか?」という点です。
「パロディ」は以下のようなものです。
ひらかたパークのパロディポスターpic.twitter.com/0BZXX1RMJ7
— 平成を忘れないbot (@HEISEI_love_bot) October 4, 2019
思わず笑えるようなものになっていますね!
対して「オマージュ」で有名なのは『スターウォーズ』です。
監督の「ジョージルーカス」は「黒澤明」を尊敬しており、『スターウォーズ』が『砦の三悪人』のオマージュであることを明言しています。
実際にいくつかのシーンの中で『砦の三悪人』を彷彿させるようなシーンが散りばめられています。
ここでは近しいキャラクター設定や同じ構図のシーンなどが「オマージュ」として描かれていますが、特に笑えるものではないことが「パロディ」との大きな違いです。
また基本的には「パロディ」は「オリジナル一部分を引用する」、対して「オマージュ」は「オリジナルの作品を元に新しい作品を生み出す」ことが多いです。
「パロディ」、「オマージュ」、「パクリ」の違い
模倣において一番問題になるのは「パクリ」です。
この3つの区別も難しいですが、「バレて困るのがパクリ 、バレると嬉しいのがオマージュ、バレないと困るのがパロディー」という言葉もあります。
リスペクトを公言している「パロディ」や「オマージュ」に対して、利益のためにバレないようにコソコソ行うのが「パクリ」と考えてよいでしょう。
次は「パロディ」の使い方をみていきます。
「パロディ」の使い方・例文
「パロディ」は以下のように使われます。
「銀魂では多くのパロディ表現がある」
「ひらかたパークのパロディポスターは思わずクスッときた」
「パロディ作品を商用化すると問題になることが多い」
「パロディ」のまとめ
ここまで「パロディ」の意味、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「パロディ」についてまとめておきます。
「パロディ」とは「オリジナル作品を面白おかしく模倣すること」
「オマージュ」も同様にリスペクトをもった模倣と意味だが、ギャグ風であるかという違いがある。
「パロディ」を商用化すると問題に発展することも多い。
以上、「パロディ」の解説でした。