「あの作品は総受けだよ」
このように使われる「総受け」という言葉をご存知でしょうか?
日常生活の中でも、誰からも愛されていて様々な人に言い寄られるような人がいます。
こういった人物を表す言葉が「総受け」です。
BL作品におけるジャンルの1つとして、主に腐女子の間でよく使われています。
今回はそんな「総受け」の意味・使い方について例文をふまえて解説します。
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「総受け」とは?
「総受け」とは、BL作品におけるジャンルの1つで「主人公が他のキャラクター全員に恋愛感情を持たれている状態・作品」のことです。
深夜アニメなどでよくみる1人の男性が複数のヒロインに好かれることを「ハーレム」、乙女ゲームで1人の女性が複数の男性に求められることを「逆ハーレム」といいますが、これのBL版が「総受け」です。
主に男性主人公が、周り全ての男性から好かれている状態が「総受け」と呼ばれます。
似た言葉に「愛され」がありますが、「愛され」の場合は恋愛感情のないケースもありますが、「総受け」は基本的に恋愛感情を含むケースが多いです。
「この作品総受けだよ」と言われた場合、「主人公が周りのみんなから好かれる作品だよ」と言い換えることができます。
「総受け」の対義語は、主人公が誰に対しても”攻め”になる、「総攻め」です。
「総受け」を嫌がる人もいる
「総受け」は「主人公が周りの誰からも好かれる」といった作品ですが、逆に言えばカップリングが定まっていない作品ともいえます。
BL作品が好きな人の中でも「特定のカップリング以外は絶対に認めない」という「固定厨」と呼ばれる人たちは「総受け」作品を嫌がります。
逆にどんなカップリングでも構わない「雑食」と呼ばれる人たちは「総受け」も嫌がらない傾向にあります。
次は「総受け」の使い方を例文でみていきます。
「総受け」の使い方・例文
「総受け」は以下のように使われます。
例1:「この主人公魅力的すぎて総受けでも納得」
例2:「好みは総受けです」
例3:「総受け好きだけどリバは苦手なんだよね」
「総受け」のまとめ
ここまで「総受け」の意味、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「総受け」についてまとめておきます。
「総受け」とは「主人公が周りの全キャラに好かれる状況・作品」のこと。
逆ハーレムのBL版が「総受け」
「総受け」の類義語の「愛され」も周りから好かれることを意味するが、恋愛感情のないものも多い。
以上、「総受け」の解説でした。