この「実直」について解説します。
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実直とは?
「実直」とは「誠実で真面目」という意味です。
英語では「Honest:正直な、誠実な」になります。
「あの人は実直な人」のように使われます。
「実直」は真面目さや誠実さを表す比較的ポジティブな言葉です。
くわしくみていくよ
実直な人の特徴
どのような人が「実直」なのでしょうか?
「実直な人」には以下のような特徴があります。
素直
実直な人は他の人に対しても誠実です。
そのため素直に人の話を聞くことができます。
また会社でも「上司の言うことに反発して揉め事を起こす」といったことは少なく、協調性が高い人が多いです。
デメリットは、人のいうことを鵜呑みにしすぎて、独自性が出にくいなどが挙げられます。
真面目
ズルが嫌いなことも実直な人の特徴です。
学生時代でいえば宿題をしっかり行い、社会人でも与えられた課題はきっちりこなすタイプです。
ただし、真面目はいいことばかりではありません。
女性は意外と不真面目な男性が好きだったりします。
こういった女性からは「真面目すぎてつまらない」と思われてしまうことがあります。
時間を守る
「人に迷惑をかけたくない」という思いを強く持っているため、実直な人は約束の時間に遅れて人に迷惑をかけることは好みません。
むしろ逆に早すぎることも多くあります。
時間を守る人は信頼されるので大きなメリットといえそうです。
ただし自分が時間を守っている分、他人が遅れることに我慢がいかない人も多いので、ルーズな人は注意が必要です。
勉強熱心
実直な人は真面目な性格なので、よく勉強をする傾向にあります。
社会人でも土日に勉強する人は多いです。
ただし、勉強が好きな人は自分の時間を邪魔されることを嫌う傾向にある点に注意が必要です。
世渡りが下手
「真面目で誠実」
これは大きなメリットではありますが、要領のよさが欠けることが多いです。
大学での単位取得を例にあげれば、要領のいい人は周りの友達からノートを借りるなど最低限の時間で単位を取得します。
対して実直な人は結果よりも過程を大切にするあまり、多くの時間がかかってしまいます。
会社においても、実直な人はお世辞が下手で接待などは苦手なため出世は遅めであることも多いです。
愚直とは
「実直」に似た意味として、「愚直」という言葉があります。
「実直」の度が越しすぎると「愚直」になります。
「愚直」は「正直者すぎて臨機応変の行動をとれない」という意味で少しマイナスな意味を持ちます。
なんでもかんでも人の言うことを愚直に信じてしまうと、世の中の悪い情報に騙されてしまうこと危険性もあることに注意が必要です。
実直の対義語は?
実直の対義語は「狡猾」です。
「狡猾」は「悪賢くてずるい」と言う意味になります。
狡猾な人は以下のような特徴があります。
嘘をつく
狡猾な人は自分を有利にするために嘘をよくつきます。
例えば、「本当はサボっていたにも関わらずしっかり働いた」と言う虚言の報告をすることもあります。
狡猾な人に出会った際にはその人の言うことを鵜呑みにしないことが大切です。
サボりぐせがある
狡猾な人は要領悪く生きることが嫌いなため、最低限の努力をしたら残りの時間をサボることがあります。
狡猾な人とグループで何かをする際にはチェックが必須です。
世渡りがうまい
「狡猾」というと悪いイメージばかりですが、意外と世の中で成功している人は狡猾な人も多くいます。
ただし、狡猾なことばかりをしていると「お金は稼いでいても信頼はない」といったことになってしまう点には注意が必要です。
実直の使い方・例文
「字から滲み出る実直さ」
「実直に頑張る人は応援したくなる」
「実直な人は世渡りが下手なことが多い」
実直のまとめ
「実直」とは「誠実で真面目」という意味。
実直はポジティブな言葉だが、実直すぎると「愚直」という少しネガティブな意味になってしまう。
実直の対義語は「狡猾」。
以上、「実直」の解説でした。
基本的には実直な人が好かれると思う