例の映画どうだったの?
カタルシスを感じる映画だったよ
この「カタルシス」について解説します。
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「カタルシス」とは?
「カタルシス」とは「物語などを見て、感情がスッキリすること」です。
英語では「catharsis:感情の浄化」になります。
元々は医学用語で、「薬剤により吐かせる」といった行為のことでした。
そこから現在では浄化という意味になっています。
「カタルシス」は主に、「ドラマ」、「映画」、「小説」などによって引き起こされます。
以下のような時に「カタルシス」を感じることがあります。
・恋愛ドラマの最終回で主人公とヒロインが結ばれた
・アクション映画で最後に敵を倒した
・推理小説で最後に謎が判明した
例えば恋愛漫画の中で、「主人公とヒロインがそれぞれ勘違いですれ違いになっており、内情を知っている読者としてモヤモヤしていたが、最終的に和解できた際にスカっとした」といった経験はありませんか?
これが「カタルシス」です。
一辺倒な物語では「カタルシス」は起こりにくく、最初は「いじめられていた主人公が最終的には見返す」といったように変化が大きいほど「カタルシス」が生まれやすいです。
そのため、「カタルシス」を感じさせる物語には「悲劇」がつきものとなっています。
カタルシス効果とは?
「カタルシス効果」とは「不安、イライラ、苦悩、怒り」などを言葉として表現することで、不快感が取り除かれ気持ちが楽になる効果のことです。
カタルシス効果はどのようにすると得られるのでしょうか?
カタルシス効果を得るためには以下のような方法があります。
・友達などに話を聞いてもらう
・思いっきり泣く
・たくさん笑う
友達などに話を聞いてもらう
不安は我慢して溜め込まずに人に聞いてもらうことで「カタルシス効果」が得られます。
嫌なことがあった時には「誰かに話したい」「話を聞いてほしい」という気持ちになりませんか?
これには、「自分の正しさを証明したい」という気持ちも含まれています。
誰かに不満を話して、共感をしてもらうことによって、自分はまちがっていないという肯定感にも繋がり、「カタルシス効果」が生まれます。
思いっきり泣く
嫌なことがあると、涙が浮かんで自然と涙が浮かんでしまうことがありますよね?
これは涙にストレス緩和の効果があるためです。
気分をスッキリしたい時には映画を見ることも有効です。
2時間程度の映画が「カタルシス効果」が高いとも言われているよ
笑う
笑うことにも「カタルシス効果」があると言われています。
「嫌なことがあったけどお笑い番組を見たらどうでもよくなった」という経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
ストレスがある時にはお笑いのDVDなどを見てみるのも良いかもしれません。
カタルシスの使い方・例文
「久しぶりにカタルシスを感じられる映画が見たい」
「ライブでのカタルシス感が最高だった」
「カタルシス効果を狙った映画」
カタルシスのまとめ
「カタルシス」とは「物語などを見て、感情がスッキリすること」。
派生語の「カタルシス効果」は「不安、イライラ、苦悩、怒り」などを言葉として表現することで、不快感が取り除かれ気持ちが楽になる効果。
「友人に愚痴を聞いてもらう」、「笑う」、「泣く」といった行為から「カタルシス効果」が得られる。
以上、「カタルシス」の解説でした
実は泣くことは笑うこと以上にストレス緩和の効果があるんだ