「メリバのある乙女ゲームがやりたい」
このように使われる「メリバ」という言葉をご存知でしょうか?
ネットなどで使われる言葉ですが、くわしい意味はわからないという方も多いかと思います。
今回はこの「メリバ」の意味・使い方について例文をふまえて解説します。
Contents
「メリバ」とは?
「メリバ」とは「メリーバッドエンド」の略です。
意味は「登場人物や視聴者の視点によってハッピーエンドかバッドエンドかの解釈が分かれる終わり方」です。
例えば物語において「主人公とヒロインは幸せになったが、世界は滅んでしまった」というような「本人たちは幸せだろうけど、側から見たら不幸せ」といった結末が「メリバ」になります。
「メリバ」の3つの例
いくつか「メリバ」の例を確認してみます。
「世界」か「愛する人」かの二者択一
世界を救うためにはヒロインを犠牲にしなければならないといった物語をたまに見かけます。
仮にヒロインを選択すれば、主人公とヒロインは幸せになるが、周りのものたちは不幸になっていますよね。
こういったお話が「メリバ」と呼ばれます。
他にも主人公が犠牲になる代わりに世界の滅亡を免れるパターンもよくある「メリバ」の1つです。
ヤンデレによるメリバ
「ヤンデレ」とは病的なまでに一人の男性を愛してしまっている女性のことです。
ヤンデレをテーマにした物語では、愛する人以外望まないヤンデレヒロインが、愛する人以外を排除してしまうエンドがよくおこりますが、これもヒロイン以外にとっては悲惨な「メリバ」になります。
満足な最期を迎えるエンド
著名な物語としては『フランダースの犬』が「メリバ」として有名です。
作品内で『ネロ』は満足な最期を迎えていますが、生存できる終わり方を迎えて欲しかったと願う視聴者も多くいます。
これは当事者にとっては満足だが、視聴者がモヤモヤするタイプの「メリバ」です。
次は「メリバ」の使い方をみていきます。
「メリバ」の使い方・例文
「メリバ」は以下のように使われます。
「メリバではなくハッピーエンドが好きだ」
「実はメリバが大好物」
「メリーバッドエンドのメリーは、メリークリスマスのメリーと一緒である」
「メリバ」のまとめ
ここまで「メリバ」の意味、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「メリバ」についてまとめておきます。
「メリバ」とは「メリーバッドエンド」の略。
「メリバ」の意味は、受け手によってハッピーエンドかバッドエンドかの解釈が変わる終わり方
愛する人の代わりに世界を犠牲にするような終わり方が「メリバ」と呼ばれる。
以上、「メリバ」の解説でした。