世の中には特定の分野に関して卓越した知識を持つ人がいますよね。
すごいと感じる反面、若干引いてしまうこともあるかもしれません。
そんな知識を持った人たちを呼ぶ際に海外で使われているのがこの「ギーク」です。
「ギーク」はアメリカの言葉ですが、日本でも「コンピュータギーク」といった使われ方をすることもあるため覚えておきたい言葉です。
今回はそんな「ギーク」の意味・由来・使い方について例文をふまえて解説します。
Contents
「ギーク」とは?
「ギーク」は「卓越した知識、または卓越した知識を持った人」を表す言葉です。
「卓越した知識をもつ」と言えば聞こえはいいですが、元々はあまり良い意味で使われることは少なく、簡単にいってしまえば日本における「オタク」のような言葉です。
ただし最近では「IT技術に精通している」という肯定的な意味で使われることも多くなっています。
「ギーク」の語源・由来
「ギーク」の語源となっているのは英語の「geek」です。
・オタク
・変人
・変態
元々「geek」はサーカスなどの見世物においてヘビやニワトリを食いちぎるような「パフォーマー」をさしていたとされています。
ここから「変人」→「オタク」のように転じていきました。
「ギーク」の類義語
「ギーク」の類語語は日本語では「オタク」ですが、アメリカでの表現にも「ナード」というものがあります。
「ナード」も「ギーク」と同様に「オタク」という意味ですが、最近になって肯定的な意味を持ちはじめている「ギーク」と異なり否定的な意味で用いられることが多いです。
アメリカのスクールカーストにおける「ギーク」
学内における順位づけをスクールカーストといいます。
日本においては「オタク」はスクールカーストが低い層になりますが、アメリカでも「ギーク」や「ナード」はスクールカーストの下層とされています。
この点は日本と共通なようですね。
ただしFacebook創始者である「マーク・ザッカーバーグ」は学生時代「ギーク」だったとされていますが、現在では成功者になっています。
IT時代の到来と共に、「ザッカー・バーグ」のようなITにおける成功者が次々と登場していることが、「ギーク」の価値を高めていると言えそうです。
次は「ギーク」の使い方をみていきます。
「ギーク」の使い方・例文
「ギーク」は以下のように使われます。
例1:「彼氏がコンピュータギークなのでIT関連では頼りになる」
例2:「ギークの知り合いが欲しい」
例3:「これからの時代はギークがカーストの上位にくるかもしれない」
例4:「彼は内向的でギークな性格だ」
例5:「実は海外ではギークではなく、オタクでも意味が通じる」
「ギーク」のまとめ
ここまで「ギーク」の意味、由来、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「ギーク」についてまとめておきます。
「ギーク」とは「海外におけるオタク」のこと。
IT時代の到来に伴って蔑称から肯定的な意味へと転じて使われることも多くなっている。
「ギーク」の類語後の「ナード」は依然としてマイナスな意味で用いられる。
以上、「ギーク」の解説でした。