「バンカラな男性が好み」
このように使われる「バンカラ」という言葉をご存知でしょうか?
ネットなどでたまに見かける言葉ですが、くわしい意味はわからないという方も多いかと思います。
今回はこの「バンカラ」の意味・使い方について解説します。
Contents
「バンカラ」とは?
「バンカラ」とは「外見よりも内面を重視する古風な人」のことです。
明治時代には当時の流行の最先端を表す「ハイカラ」と呼ばれる人たちがいました。
この「ハイカラ」は今では「オシャレ」というイメージのある言葉ですが、当時は「西洋かぶれ」、「キザ」といった皮肉の意味も込められていました。
こうした「ハイカラ」を嫌う人たちから生まれたのが「ハイカラ」のアンチテーゼである「バンカラ」です。
「バンカラ」の外見的な特徴は以下の通りです。
・学ラン
・下駄履き
・ポケットにしのばせた手拭い
・ボサボサの髪の毛
内面を重視する「バンカラ」はファッションなどには無頓着です。
この「バンカラ」に対して「ハイカラ」は「ネクタイ」、「ハンカチ」などの洒落た格好をしています。
「バンカラ」は下駄履きなどの格好から不良のような怖いイメージを持たれがちですが、元々はエリート層の硬派な人を表します。
性格もいじめなどをする不良ではなく、真面目で一途な性格です。
現在の「バンカラ」についている不良というイメージと少し異なる点に注意が必要です。
次は「バンカラ」の使い方をみていきます。
「バンカラ」の使い方・例文
「バンカラ」は以下のように使われます。
「バンカラは男子校にありがちである」
「硬派なバンカラを気取る」
「バンカラな校風の学校に入学した」
「バンカラ」のまとめ
ここまで「バンカラ」の意味、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「バンカラ」についてまとめておきます。
「バンカラ」とは「外見よりも内面を重視する古風な人」のこと。
明治時代に当時最先端であった西洋風の格好をしている人「ハイカラ」のアンチテーゼとして「バンカラ」が生まれた。
本来のバンカラは「真面目で一途」といった意味をもつ。
以上、「バンカラ」の解説でした。