「ついにβ版(ベータ版)が公開された」
このように使われる「β版(ベータ版)」という言葉をご存知でしょうか?
ゲーム界隈などで使われることも多い言葉ですが、詳しい意味はわからないという方も多いかと思います。
今回はこの「β版(ベータ版)」の意味・使い方について解説します。
Contents
「β版(ベータ版)」とは?
「β版(ベータ版)」とは「きっちり出来上がってないお試し版」のことです。
ゲームやアプリの制作過程では「α版(アルファ版)」➡︎「β版(ベータ版)」➡︎「体験版」➡︎「製品版」の順に開発され、右にいくほど完成度が高くなります。
ギリシャ語の「α(アルファ)」、「β(ベータ)」に由来しています。
「α版(アルファ版)」、「β版(ベータ版)」、「体験版」の違い
製品版になる前には「α版(アルファ版)」、「β版(ベータ版)、「体験版」の3つのバージョンがありますが、これらは完成度に大きな差があります。
α版(アルファ版)
制作過程においてに一番完成度が低い状態が「α版」です。
「α版(アルファ版)」はまだまだ未完成で、不具合も残っている状態になります。
「α版(アルファ版)」の状態ではバグも多いため、一般のユーザーが触る機会は多くありません。
β版(ベータ版)
「β版(ベータ版)」はシステム面はおおよそ完成しており、不具合も少なくなった状態です。
「β版(ベータ版)」までくるとユーザーも遊べる状態になるため、動作テストもかねてユーザーに公開されることも多いです。
ただし不具合は少なくても機能面では確定していないため、大きく仕様変更される可能性は高いです。
人気カードゲームの『シャドウバース』も一部のユーザーに対して「β版(ベータ版)」が公開されていましたが、現在と比べると大きく仕様が異なっていることがわかります。
「オープンβテスト」と「クローズドβテスト」の違い
ユーザーによる「β版(ベータ版)」のテストには「オープンβテスト」と「クローズドβテスト」の2つがあります。
どんなユーザーにでも公開するのが「オープンβテスト」、一部のユーザーにのみ公開するのが「クローズドβテスト」になります。
「クローズドβテスト」は抽選が当たった一部のユーザーのみが利用できることが多いです。
「β版(ベータ版)」と「体験版」の違い
「β版(ベータ)」と「体験版」の違いは仕様変更の有無です。
前述のとおり、「β版(ベータ)」ではテスト後に仕様が大きく変わることも多いのに対して、「体験版」ではほとんど仕様変更は起こりません。
「製品版」の一部の機能を制限したものが「体験版」と呼ばれます。
次は「β版(ベータ版)」の使い方をみていきます。
「β版(ベータ版)」の使い方・例文
「β版(ベータ版)」は以下のように使われます。
「β版体験の抽選当たった!」
「β版やってみたかんじ期待できそう」
「β版時代の動画みたけど今と全然違っててびっくりした」
「β版(ベータ版)」のまとめ
ここまで「β版(ベータ版)」の意味、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「β版(ベータ版)」についてまとめておきます。
「β版(ベータ版)」とは「まだきっちり出来上がってないお試し版」のこと。
「α版(アルファ版)」➡︎「β版(ベータ版)」➡︎「体験版」➡︎「製品版」の順に完成度が高まる。
「β版(ベータ版)」まで完成するとユーザーテストも可能なレベルになる。
以上、「β版(ベータ版)」の解説でした。