「今年はコミケ行ってみようかな」
このように使われる「コミケ」という言葉をご存知でしょうか?
オタク界隈では知らない人はいないほど有名な言葉ですが、初めて聞いた方はなんのことだかわからないかと思います。
今回はこの「コミケ」の意味・由来について解説します。
Contents
「コミケ」とは?
「コミケ」とは「コミックマーケット」の略です。
簡単に言えば、個人が自費で制作した同人誌を販売する世界最大の同人誌即売会のことです。
「コミケ」は年に2回東京ビッグサイトで行われており、8月のコミケを「夏コミ」、12月のコミケを「冬コミ」といいます。
世界最大と言われるだけあり、2019年の夏コミでは4日間の合計で70万人を超える来場者を記録した一大イベントです。
「夏コミ」と「冬コミ」はそれぞれ3日間(2019年は例外で4日間)の間行われ、日によってジャンルが若干異なります。
大まかには日程によって以下のようなジャンル分けがされています。
1日目:男性向け・女性向けが半々の比率
2日目:女性向けが多め
3日目:男性向けが多め
あくまで大まかな傾向のため2日目に男性向けのものがあったり、3日目に女性向けのものがあることもあります。
サークルごとにどの日程に出るかが決まっているので自分が興味のあるものに関しては事前に確認する必要があります。
「同人誌」とは?
「コミケ」は「同人誌即売会」と前述しましたが、そもそも「同人誌」とはなんなのか気になる方も多いかと思います。
「同人誌」は元々「同じ志を持った人たちが共同で発行する編集・発行する雑誌」という意味です。
「同じ志を持った人」➡︎「同人」というわけですね。
ただし現在では集団でなく個人で作成したものも「同人誌」と呼ばれています。
「同人誌」は主に「オリジナル(1次創作)」と「二次創作」に分かれます。
オリジナル(一次創作)
既存の作品ではなく、自ら生み出したストーリーによる話。
二次創作
自分たちが好きな既存の作品を元に作成されたストーリー。
主にパロディ作品が中心になる。
「コミケ」で売られているもの
前述のとおり元々は「同人誌即売会」のため、「同人誌」の販売がもっとも多いです。
ただし「同人誌」だけではなく、歌い手による「音楽CD」の販売やコスプレヤーによる「コスプレDVD」など様々なものが販売されています。
また「コミケ」は購入する側の「一般参加者」と販売側の「出展者」に分かれますが、「出展者」には個人だけでなく、企業も参加しています。
企業が販売をする際は企業ブースと呼ばれる場所で販売が行われ、原画集、タペストリー、カレンダーなどの様々な公式グッズが販売されています。
「コミケ」にはコスプレイヤーもいる
「コミケ」には「コスプレヤー」と呼ばれるアニメやゲームのコスプレをした人が参加することも定番になっています。
参加するコスプレイヤーの数は二万人を超えます。
コスプレイヤーは特定の場所にて撮影会などを行なっています。
エントランス!!!やばい!可愛い! pic.twitter.com/EYPFpvtULN
— 😈15ウルシャン19撮影会予約受付中 (@melomelo_MONA) August 11, 2018
同人誌ではなく、コスプレイヤーが目当てで「コミケ」に参加している人も多いです。
「コミケ」の注意点
最後に「コミケ」の注意点を記載します。
初めて行く際には夏コミではなく、冬コミがおすすめ
年に2回行われている「コミケ」ですが、初めて行くのであれば「冬コミ」がおすすめです。
「夏コミ」をおすすめしない理由は、真夏という季節に加えて、参加者の数が相当数いることでかなりの暑さになるためです。
会場に入るための待ち時間も長いことで外にいる時間も長く、給水も難しくなっています。
もし「夏コミ」に行きたいのであれば熱中症対策は念入りにしておく必要があるでしょう。
あらかじめ回るルートを決めておく
「コミケ」は漠然と行っても楽しむことは難しいです。
サークルの数が多すぎるため、あらかじめどのサークルに行くかを決めておく必要があります。
また人気サークルの場合はかなり早めに着かないと売り切れになってしまう可能性がかなり高いです。
なので事前にサークルの配置を見て、購入したいものを効率よく入手できるように回れるルートを決めておくことが大切になります。
コミケ初心者の場合、周りに行ったことがある人がいれば一人では行かずに一緒に行くほうがよいでしょう。
「コミケ」のまとめ
ここまで「コミケ」の意味・由来について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「コミケ」についてまとめておきます。
「コミケ」とは「コミックマーケット」の略。
「コミケ」では「同人誌」の販売がもっとも多く行われているが、そのほかにも歌い手による音楽CDの販売やコスプレヤーによるコスプレDVDなども行われている。
出展側には個人だけではなく企業も参加しており、企業ブースではキーホルダー、抱き枕、Tシャツ、バッグ、食器、など様々な公式グッズが販売されている。
以上、「コミケ」の解説でした。