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『ガロ系』とは?意味や由来、使い方をわかりやすく解説!

ガロ系

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『ガロ系』

世の中に出版されている漫画は、ほとんどが売り上げを意識されているものです。

初めは自分が好きなものを書いている作家も、掲載中に読者からの意見や世論を聞くうちに、編集者の意向もあって自分の主義に反してでも売れる方向で話を描くというのはよくあります。

そんな中で周りに影響されることなく描かれているような漫画が「ガロ系」です。

 

由来は昔の月刊誌ですが、現代においてもツイッターなどで一部の人に使われているのを見かけます。

今回はそんな「ガロ系」の意味・由来・使い方について例文をふまえて解説します。

「ガロ系」とは?

ガロ系」とは「月刊誌『ガロ』に連載されていた漫画、または『ガロ』に掲載されていそうな漫画」という意味です。

「ガロ系」の特徴は他の漫画とは異なった独特な作風です。

月刊誌『ガロ』では作家の自由性を重んじられており、編集者に止められるといったこともないため、独自のオリジナリティ性の高い漫画が掲載されていました。

内容もいわゆる王道ものではなくエロ・グロなども含むようなマイナー路線であり、サブカル系の人が好む傾向が強いです。

現在では「ガロ」に掲載されていなかったとしても『ガロ』に掲載されていた漫画のように一風変わった作風の漫画が「ガロ系」と呼ばれています。

「ガロ系」の語源・由来

「ガロ系」の由来は前述のとおり『月刊漫画ガロ』です。

1964年から2002年頃まで青林堂が刊行していた漫画雑誌になります。

タレントの『蛭子能収さん』も『ガロ』に掲載されていた漫画家として有名です。

また人気漫画『ちびまるこ』の登場人物の『丸尾くん』や『花輪くん』はそれぞれ、『丸尾末広』と『花輪和一』という『ガロ』に掲載していた漫画家に由来するとされています。

 

次は「ガロ系」の使い方をみていきます。

「ガロ系」の使い方・例文

「ガロ系」は以下のように使われます。

例1:「ガロ系の漫画が実は好み」

例2:「読者の声に影響されてしまう漫画を見るとガロ系を見習って欲しいと思う」

例3:「ちびまるこの登場人物はガロ掲載作家に由来することを知る人は少ない」

例4:「サブカル好きはガロ系を好むだろう」

例5:「最近ではWEB漫画にもガロ系を見かけるようになった」

「ガロ系」のまとめ

ここまで「ガロ系」の意味、由来、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?

最後に「ガロ系」についてまとめておきます。

「ガロ系」とは「かつて発刊されていた漫画雑誌『ガロ』に掲載されていたような漫画」のこと。

言葉の由来となっている『ガロ』では作家の独自性を重んじていたことから、他の漫画とは異なるリジナリティ性の高い作品が多く掲載されていた。

現代においても、少しアンダーグラウンドな漫画が「ガロ系」と言われることがある。

 

以上、「ガロ系」の解説でした。

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