「輸入品のバッグなんて、あんたハイカラやな」
このように使われる「ハイカラ」という言葉をご存知でしょうか?
ネットなどでたまに見かける言葉ですが、くわしい意味はわからないという方も多いかと思います。
今回はこの「ハイカラ」の意味・使い方について解説します。
Contents
「ハイカラ」とは?
「ハイカラ」とは「時代の最先端」という意味です。
明治時代に生まれた言葉で、当時最先端であった「西洋風、洋風」なものが「ハイカラ」と呼ばれました。
「ハイカラ」の語源は?
「ハイカラ」の語源は「high collar」で意味は「丈の高い襟」です。
西洋文化を気取った人がこの丈の高い襟を好んでいたことから、西洋風な人を「ハイカラ」と呼ぶようになりました。
なお『坂本龍馬』は当時の西洋文化に非常に興味を持っていた人物として有名で「ハイカラ」な人物であったとされています。
「ハイカラ」の対義語「バンカラ」とは?
「ハイカラ」のアンチテーゼとして生まれた言葉が「バンカラ」です。
「バンカラ」は「蛮カラ」と書かれ、「ハイカラ」とは真逆の「古風」といった意味を持ちます。
「バンカラ」はファッションに疎くボロボロの服や、ボサボサの髪のような格好をしているが、一途で真面目な性格といった人を表します。
次は「ハイカラ」の使い方をみていきます。
「ハイカラ」の使い方・例文
「ハイカラ」は以下のように使われます。
「最近のたまごっちがとてもハイカラになっていて驚いた」
この「ハイカラ」は「おしゃれ」といった意味で用いられています。
「ティファニーブルーのハイカラな靴買った」
有名ブランドとして有名な「ティファニー」
そんなティファニーのコンセプト色となっている青すぎず緑すぎずの絶妙な「ティファニーブルー」は、気高いものを象徴する『こまどりの卵』に由来します。
「この水着は・・ハイカラですね」
これはペルソナ4のアニメで主人公が発した言葉として有名な一文です。
知り合いにプレゼントされた水着がおしゃれであったことから、主人公の『鳴上悠 (なるかみゆう)』がこの発言をしています。
「ハイカラ」のまとめ
ここまで「ハイカラ」の意味、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「ハイカラ」についてまとめておきます。
「ハイカラ」とは「時代の最先端」のこと。
明治時代に生まれた言葉で、当時最先端であった西洋風の格好をしている人を「ハイカラ」と呼んだ。
語源は「丈の高い襟」という意味の「high collar」
以上、「ハイカラ」の解説でした。