この「サイクルヒット」について解説します。
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サイクルヒットとは
2019年6月13日、大谷翔平選手がメジャーリーグで日本人の選手としてはじめてサイクルヒットを達成し、ニュースで大きく取り上げられました。
「サイクルヒット」は野球用語で、1人の選手が1試合の中で単打、二塁打、三塁打、本塁打の全てを達成することです。
とても珍しい記録で、年間で1人も達成できない年もよくあります。
サイクルヒットの難しさ
ニュースになることからわかるように、サイクルヒットは非常に難しいです。
まず難しいのが1試合の中で4本もヒットを打たなくてはならないことです。
野球では3回に1度ヒットを打てれば上出来とされているので、4本ヒットを打つには12打席が目安として必要です。
それを1試合(4、5打席)で行うのはある程度の運も必要になるでしょう。
キーは三塁打
サイクルヒットの条件の中には三塁打があり、これが曲者です。
実は三塁打は本塁打よりも確立が低いのです。
サイクルヒットには本塁打が必要なため、ある程度パワーのある選手である必要がありますが、パワーヒッターの場合は足の速さが武器ではないので、3塁までは行けず2塁打になってしまうケースが多いです。
実際、多くの打者が3塁打の条件を満たすことができずに、サイクルヒットを逃してしまっています。
逆に言えば、早い段階で3塁打を達成している場合はサイクルヒットの可能性が高いと言えます。
日本野球におけるサイクルヒット達成者
サイクルヒット達成者の達成者で有名な選手をあげると、松井稼頭央選手、柳田選手、山田哲人選手などが挙げられます。
この3名はトリプルスリーも達成しています。
サイクルヒットは打力に加えて走力を備えていて、はじめてできることなので、この記録の達成者はプロの中でも1つ抜けている選手といえるでしょう。
サイクルヒットの使い方
「三塁打が出なかったためにサイクルヒットが完成しなかったケースは多い」
「1度でいいからサイクルヒットを打ってみたい」
「サイクルヒット達成です!」
以上、「サイクルヒット」の解説でした。