「檄おこだよ」
このように使われる「おこ」という言葉をご存知でしょうか?
「おこ」は主にインターネットで用いられることが多い若者言葉です。
「おこなの?」は「怒っているの?」という意味になります。
ちょっと怒りたくなる出来事があった時にSNSで「ムカついた」などと書くと少し強い言い方になってしまいます。
そんな時に使えるのがこの「おこ」です。
「おこ」は語感が柔らかくなっているため、気軽に使うことができ覚えておくと便利です。
今回はそんな「おこ」の意味・使い方について例文をふまえて解説します。
Contents
「おこ」とは?
「おこ」は「怒っている」の省略形です。
「おこっている」 => 「おこ」と転じました。
元々はギャル語でしたが、現在ではギャルだけでなく若者を中心にSNSなどでの使用が多いです。
「おこ」は怒りを表す顔文字と一緒に使われることが多いです。
遅刻して連絡ないのまじでおこだよ😡
— ぴろ🐰🎀 (@p_r_p_r_917) October 21, 2019
「おこ」の変化系として、
・「おこ」:怒っている
・「激おこ」:激しく怒っている
・「激おこぷんぷん丸」:かなり怒っている。さらに「ぷんぷん」が怒りを表す
・「ムカ着火ファイアー」:ムカついて怒りに火が着いた
・「カム着火インフェルノ」:インフェルノは「地獄」の意で、かなりの怒りを表す。「come(〜になる)」+「着火」と「カムチャッカ半島」をかけている
などがあり、下にいくほど「怒り度」が高くなります。
「おこ」の由来
「おこ」はTwitterに発祥を持つ言葉で、調べてみると2010年の11月ごろに初めて使用されていました。
また、以下の図は「おこ」の検索数の推移です。
みてみると2013年の4月頃に一時検索数が伸びて、以後よく使われるようになっていることがわかります。
この2013年の4月には「おこ」がテレビ番組『めざにゅ~』の中で『進化するギャル語2013』として取り上げられたことがきっかけで一般層にも幅広く浸透しました。
次は「おこ」の使い方をみていきます。
「おこ」の使い方・例文
「おこ」は以下のように使われます。
例1:「連休を狙った台風にはほんとおこだよ」
例2:「彼氏が待ち合わせすっぽかして激おこ」
例3:「今日の私は激おこぷんぷん丸(笑)」
例4:「ねえ、別の女と名前間違えるとかおこなんだけど?」
例5:「おこなの?」
「おこ」のまとめ
ここまで「おこ」の意味、由来、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「おこ」についてまとめておきます。
「おこ」とは「怒っている」の略。
元々はギャル語だったが、現在ではSNSを中心に若者が使用している。
変化形に「おこ」→「激おこ」→「激おこぷんぷん丸」→「ムカ着火ファイアー」→「カム着火インフェルノ」と続き、右に行くほど怒りの度合いが強い。
以上、「おこ」の解説でした。