例の案件進捗はどう?
プロトタイプは完成したよ
この「プロトタイプ」について解説します。
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プロトタイプとは?
「プロトタイプ」とは「試作品」という意味です。
英語では「prototype:原型、試作品」の意になります。
かんたんにいえば、デモ用のサンプルのことなのですが、WEB開発においては少し言い方をかっこよくした「プロトタイプ」という呼び方になります。
言い方を変えているだけだから、試作品という認識で大丈夫なんだ
まず「プロトタイプ」を作成し、そこから改良を重ねて、GOサインが出ると製品として納品されます。
なぜプロトタイプは必要なの?
なぜわざわざ「プロトタイプ」を作るのでしょうか?
それはフィードバックを得るためです。
これはWEB開発以外でも同じです。
例えば、新しい味のポテトチップスを作ることになったとします。
その際に、まず理論上美味しいと思われるポテトチップスを作りますが、完成したとしてもそれをそのまま世の中に出すことはなく、まずは社内でチェックをしたり、一部のユーザーテストをしてもらうはずです。
試作品の段階であれば美味しくなくても修正すればいいので問題ありませんが、実際に商品として発売した後に味が美味しくなかったとなればそもそも回収が不可能であるのと、ブランドの低下にも繋がってしまいます。
こういった事態を防ぐために試作品があるんだね
この例がWEB開発にも当てはまります。
WEB制作の場合には、プロトタイプの確認をするのは取引相手であるクライアントです。
「プロトタイプ」が完成したらクライアントに提出し、クライアントが細かい動作の動きを確認します。
大抵の場合ここで修正依頼が発生します。
なぜならWEB制作をすることになったクライアントはWEBの知識をそこまで持ち合わせていないため、どんなものになるかわからないけど、とりあえず頼んでいるというケースが多いためです。
もちろんクライアント側にWEBに詳しい人材がいれば、設計した通りのもので特にクライアントからの追加要望もなく納品が可能ですが、そうでないケースの方が多いため大抵の場合修正が起こります。
社内にWEB制作で詳しいメンバーがいないから制作を依頼してるんだね
この修正を確認してもらって納品すればクライアントとの認識の齟齬もなく仕事が完了になります。
プロトタイプとモックアップの違い
「プロトタイプ」に似た言葉に「モックアップ」があります。
「プロトタイプ」は動きの部分、「モックアップ」は見た目の部分の試作品になります。
動きの部分は実際に動かしていないとわからないので、「プロトタイプ」の方が修正は多くなりやすいです。
プロトタイプの使い方・例文
「プロトタイプを試作中」
「ゲームのプロトタイプが完成した」
「アプリのプロトタイプを公表する」
プロトタイプのまとめ
「プロトタイプ」は「試作品」という意味。
プロトタイプを作成する理由は、公開前にフィードバックを得るため。
似た言葉に「モックアップ」があるが、「モックアップ」は機能を持たないのに対して、「プロトタイプ」は実際に動かすことができる。
以上、「プロトタイプ」の解説でした。
できる限り「プロトタイプ」は作成するようにして、あとで困らないようにするといいよ