「周りに流されたくない」、「流行になっているものに乗りたくない」
誰しも少なからずこういった感情を持っているかと思います。
このようにメイン(流行)になっていないものに対して使われる言葉が「サブカル」です。
会話の中で「あの人結構サブカル系女子らしいよ」といった会話がされることもありますが、どういう意味なのかイメージがつきにくいかと思います。
今回はそんな「サブカル」の意味・由来・使い方について例文をふまえて解説します。
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「サブカル」とは?
「サブカル」とは「主流(メイン)でないもの、または流行ないものを好む人」という意味です。
これは「サブカルチャー」の略です。
「サブカル」の対義語となるのは「メインカルチャー」です。
大多数から認められている文学、特に歴史が長く学問として研究されているような「古典」などが「メインカルチャー」であるのに対して、1980年以降に出てき始めたアニメや漫画などが「サブカル」と言われます。
また音楽やファッションにおいても「サブカル」は使われます。
例えば音楽でいえば、オリコン上位にくるような曲がメイン、オリコンに載らない電子ミュージックなどの一部の界隈で人気の音楽が「サブカル」です。
ファッションにおいては、いわゆる王道から外したゴスロリや奇抜なファッションなどが「サブカル」です。
このようにあえて、主流でないものを好む人が「サブカル系男子」や「サブカル系女子」と言われたりします。
「サブカル」の語源・由来
「サブカル」の語源となっている「サブカルチャー」は、1950年に社会学者の『デイヴィッド・リースマン』によって提唱された概念です。
当時の「サブカルチャー」の意味は現在の「サブカル」の意味と少し異なっており、「主流文化に反する個人のグループ」という意味で使われていました。
「サブカル系」と「オタク」の違いは自分自身をアピールしているかどうか!
よく「サブカル系」と比較されるのが「オタク」です。
「オタク」はアニメや漫画などのいわゆる「サブカル」を好むことから、オタク趣味のある人が「サブカル系」と言われることもあります。
ただしオタクの趣味がある人が「サブカル」と言われることに違和感を持つ人もいるかと思います。
明確な定義があるわけではありませんが、「サブカル系」と称される場合には、「ニッチなアイテムを使って個性を出している人」といった意味で使われていることが多いです。
もう少しわかりやすくいえば、「サブカル系」と「オタク」では、「サブカル対象そのものが好きなのか」、「サブカルを取り入れている自分が好きなのか」が大きな違いです。
例えばアニメでも、キャラクターや作品そのものが好きなのが「オタク」、アニメという「サブカル」を知っている自分が好きなのが「サブカル系」になります。
次は「サブカル」の使い方をみていきます。
「サブカル」の使い方・例文
「サブカル」は以下のように使われます。
例1:「サブカル女子は自己主張が激しいイメージがある」
例2:「サブカル系の人はマッシュヘアを好む傾向が強い」
例3:「今日のファッションがサブカル系っぽい」
例4:「サブカル女子は自分の趣味を持つため、付き合っても重くならないことが多い」
例5:「ヴィレッジヴァンガードはサブカル御用達のお店である」
「サブカル」のまとめ
ここまで「サブカル」の意味、由来、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「サブカル」についてまとめておきます。
「サブカル」とは「ニッチなジャンル、またはニッチなものを好む人」のこと。
よくオタクと混同されるが「オタク」は作品そのものが好きであるのに対して、「サブカル系」は「その作品が好きな自分が好き」という人が多い。
以上、「サブカル」の解説でした。