2019年の中でもひときわブームになったのは「タピオカ」ではないでしょうか?
そんなタピオカから生まれた言葉が「タピる」です。
毎年恒例になっている『新語・流行語大賞』の2019年の候補にも選ばれています。
街中のタピオカ店の繁盛ぶりを考えてもこの「タピる」が流行語大賞に選ばれる可能性は大いにありそうです。
今回はそんな「タピる」の意味、由来、使い方を解説します。
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「タピる」とは?
「タピる」とは「タピオカドリンクを飲む」という意味です。
「カラオケをする」ことを「オケる」というように、若者はよく「体現 +る」で省略語を作ります。
この「タピる」も「タピオカを飲む」から派生して「タピる」になっています。
例えば「今日タピろう」と言われたら、「タピオカ店に行こう」と言い換えることができます。
「タピる」が流行った理由は?
「タピる」が流行ることは、「タピオカ」の流行と言い換えることができます。
近年急速に流行ったと思われがちな「タピオカ」ですが、実はこれまでに2度のブームが起こるなど歴史のある飲み物です。
第一次タピオカブーム(1990年代後半)
台湾のチェーン店が日本に進出し、一躍人気のドリンクに!
第二次タピオカブーム(1990年代後半)
再び台湾のブランドが黒いタピオカ入りのタピオカミルクティーを日本に持ち込み、人気に火が付く。
こうした経緯を経て2019年現在、第三次タピオカブームが起こっています。
タピオカ専門店が次々できるなど長い間ブームになっているタピオカですが、流行している理由はSNSの台頭です。
現代の若者にとってSNSの充実はその人にとっての1つのステータスになっています。
このSNSの充実に大きな価値をもつのが、「インスタにイケてる写真を投稿すること」を意味する「インスタ映え」ですが、タピオカはつぶつぶや容器の可愛さなどから「インスタ映え」に適した飲み物なのです。
「#タピる」という「ハッシュタグ」とともに様々な「映え投稿」がされています。
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「タピる」=「インスタに写真を投稿する」と言い換えても過言ではないかもしれません。
次は「タピる」の使い方を例文でみていきます。
「タピる」の使い方・例文
「タピる」は以下のように使われます。
例1:「そのへんでタピるか」
例2:「ドトールでタピる!」
例3:「今日は仕事頑張ったから、ご褒美にタピる」
「タピる」のまとめ
ここまで「タピる」の意味、由来、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「タピる」についてまとめておきます。
「タピる」とは「タピオカを飲む」という意味。
「グダグダする」を「グダる」と略すように、「タピオカ」と「る」を組み合わせた若者による造語。
「タピる」の流行の背景にはSNSの流行と「インスタ映え」が関係している。
以上、「タピる」の解説でした。