方言

『てれこ』とは?意味や使い方をわかりやすく解説!

てれこになっとるで

このように使われる『てれこ』という言葉をご存知でしょうか?

関西弁のためご存知でない方も多いかと思います。

 

「てれこ」は品物が間違って入れ替わってしまったときなどに使われる言葉です。

この記事ではそんな『てれこ』の意味や由来、使い方について解説します。

Contents

「てれこ」とは?

「てれこ」の意味は以下のとおりです。

てれこの意味

・入れ替わっている

・反対

・逆

・食い違い

例えば、「娘とお弁当がてれこになっている」といえば、「娘用のお弁当が自分のところ、自分用のお弁当が娘のところに入っている状態」を意味します。

「てれこ」の語源・由来

「てれこ」はもともと歌舞伎で使われていた言葉です。

歌舞伎においては、「別々の脚本を1つの話の中にまとめて交互に進行すること」を意味しています。

そこから転じて、「入れ違い」といった意味になりました。

 

歌舞伎の意味で使われる場合には平仮名の「てれこ」で使われることが多いです。

「テレコ」という言葉自体は、「テイレ(手を入れる)」+「コ(交互)」からきています。

 

次は「てれこ」の使い方を例文でみていきます。

「てれこ」の使い方・例文

「てれこ」は以下のように使われます。

例1:「衣装がテレコになっていた(他のメンバーと着る衣装を間違えた)」

例2:「靴下がテレコになっている(靴下を交互に左右別々で履いている)」

例3:「購入した本の中身がテレコになっていた(購入した本の表紙と中身が一致していなかった)」

「てれこ」のまとめ

ここまで「てれこ」の意味、由来、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?

最後に「てれこ」についてまとめておきます。

「てれこ」とは「あべこべな状態」のこと。

関西方面の方言としてよく使われている。

語源は歌舞伎で交互に脚本を展開することを意味する「てれこ」

 

以上、「てれこ」の解説でした。

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