「SAN値がピンチ」
このように使われる「SAN値」という言葉をご存知でしょうか?
ネットなどで見かけることもある言葉ですが、くわしい意味はわからないという方も多いかと思います。
今回はこの「SAN値」の意味・使い方について例文をふまえて解説します。
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「SAN値」とは?
「SAN値」とは「正気度」という意味で、読み方は「さんち」になります。
「SAN」は英語の「Sanity(正気、気のたしかなこと)」が語源です。
辛い経験などで精神的に落ち込むことを「SAN値が削られる」と言います。
「SAN値」の由来はクトゥルフ神話
「SAN値」はもともとゲームにおける用語として使われていました。
元ネタになっているのはクトゥルフ神話を元にしたTRPGです。
このクトゥルフ神話TRPGにおいてショッキングなイベントが発生した際に変動する「正常度を表すパラメータ」が「SAN値」です。
100が正常な状態で物語中に発生する出来事によってだんだんと「SAN値」が下がっていき、0になると「発狂」になります。
ここから転じて日常生活においても、精神的に落ち込んでしまった際などに「SAN値」が使われるようになりました。
次は「SAN値」の使い方をみていきます。
「SAN値」の使い方・例文
「SAN値」は以下のように使われます。
「ショッキングな映画を見てしまいSAN値チェック入った」
TRPGでは正気度が下がるイベントが起きた際には、ダイスを振り出た目の分「SAN値」が下がる仕組みになっています。
このダイスに応じて数値を決めるのが「SAN値チェック」です。
つまり「SAN値チェックが入る」とは、「精神がすり減るイベントが起こった」ことを表します。
「会社員になって以降毎日SAN値が削られている」
「3連休を狙う台風の生でSAN値がだだ下がり」
「SAN値」のまとめ
ここまで「SAN値」の意味、由来、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「SAN値」についてまとめておきます。
「SAN値」とは「正気度、正常さ」のこと。
クトゥルフ神話をもとにしたTRPGにおいて「正常度」を表すパラメータが「SAN値」の元ネタになっている。
以上、「SAN値」の解説でした。