『うわ、お弁当あめてる』
このように使われる「あめる」という言葉をご存知でしょうか?
「あめる」は東北地方でよく使われている方言のため、初めて聞いたという方も多いかと思います。
この記事ではこの『あめる』の意味、使い方について解説します。
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Contents
「あめる」とは?
「あめる」には以下のような意味があります。
あめるの意味
①食べ物が腐る
②気分が滅入る
③(髪が)ベタベタする
それぞれ解説していきます。
「あめる」の意味①:食べ物が腐る
主に使われるのは①の「食べ物が腐る」です。
明らかに腐っている状態ではなく「食べてみたらちょっと腐っていた」といった、腐りかけが近い意味になります。
使用例:「このおにぎりあめてる」
→このおにぎりちょっと腐ってる
「あめる」の意味②:気が滅入る
「腐る」から派生して「気が滅入る・落ち込む」といった意味でも「あめる」は使われます。
使用例:「朝の髪のセット失敗した、まじあめる。。」
→朝に髪のセット失敗して落ち込んでる。。
「あめる」の意味③ 髪がベタベタする
「あめる」には「(髪などが)ベタベタする」という意味もあります。
使用例:「体調不良でお風呂入れなくて髪あめる~」
→体調不良でお風呂入れなくて髪の毛がベタベタする
次は「あめる」の使い方を例文でみていきます。
「あめる」の使い方・例文
「あめる」は以下のように使われます。
例1:「昼休憩取れなくてお弁当あめでまった(昼休憩取れなくて、お弁当が腐ってしまった)」
例2:「これあめってるから投げといて(これ腐ってるから捨てといて)」
北海道弁で「投げる」は「捨てる」という意味になります。
例3:「昼食あめでまった(昼食が完全に腐ってしまった)」
「あめる」のまとめ
ここまで「あめる」の意味、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「あめる」についてまとめておきます。
「あめる」とは「腐る」という意味の東方地方でよく使われている方言。
完全に腐った状態ではなく、腐りかけを表す。
「腐る」から派生して、「気が滅入る」、「髪がベタベタする」といった意味でも使われる。
以上、「あめる」の解説でした。