SNSやブログで使われる「バズる」という言葉の意味を知っていますか?
よく「記事がバズった」などと言われることも多いですが、詳しい意味はわからない方も多いかと思います。
この記事では
・「バズる」の意味
・語源、由来
・具体例
・使い方
について解説します。
Contents
「バズる」とは口コミで話題になること!
「バズる」とは、公開した情報がすぐに話題を呼ぶさまを意味する言葉です。
weblio辞書の要約がわかりやすいので、以下を参照してみてください。
「短期間で爆発的に話題が広がり、多くの人の耳目や注目を集め、巷を席巻すること」
といった意味で用いられる言い回し。
主にインターネット上におけるソーシャルメディア等通じた拡散などについて用いられる。
(引用:「バズる」|weblio辞書)
基本的に「バズる」という言葉は、SNSコンテンツ、ネット記事、トレンド情報などに対して使われています。
また、その情報がプラスの意味合いをもつ場合にのみ「バズる」と表現します。
芸能人のスキャンダルネタのようなマイナスの情報に対しては使いません。
OK例)「この前ライターのSEO対策についてツイートしたらバズった」
NG例)「芸能人の○○が不倫していたと暴露した週刊誌がバズった」
不倫などマイナスな意味で話題になることは「炎上」といいます。
「バズる」の語源はハチ
バズ(Buzz)という英単語を語源として生まれたのが、「バズる」という言葉です。
ハチが飛び回る際に発する音を英語で表現すると、「Buzz」となります。
ハチは標的を見つけると、集団でその周辺を飛び回りますよね。
その際に「ブンブン(Buzz)」という音がします。
これを「SNSに投下したコンテンツが話題を集める様子」と解釈されるようになり、「バズる」という言葉が生まれました。
それでは実際にバズった例をみてみましょう。
過去に「バズった例」3選!
ここでは、広告やテレビCMを中心に「過去にバズった事例」を紹介していきます。
「バズ」に興味のある方は参考にしてみてください。
バズった事例1:IPA情報処理推進機構の広告
駅構内のポスターや看板に貼られたこちらの広告は、SNS上でバズりました。
「もっと強くキミを守りたい」というキャッチフレーズが若年層の目にとまり、Twitterで度々つぶやかれるまでになりました。
情報処理といえば難しそうに聞こえますが、恋愛で使われるセリフを盛り込むことで見事に注目を集めた1例になります。
(詳細はコチラ:IPA情報処理推進機構公式サイト)
バズった事例2:JR「SKISKI」の広告
人気女優の本田翼さんを起用した、こちらの広告。
ウィンタースポーツの時期を中心に大きく話題を集めました。
広告提供元がJR東日本ということもあり、テレビCMでも目にする機会が多かったのが、「バズった」最大の理由ではないでしょうか。
こちらの広告でも、「好きって言ったら…」「ぜんぶ雪のせいだ」と恋愛のセリフを絡めて宣伝しています。
(詳細はコチラ:JR「SKISKI」のCM動画)
バズった事例3:「キリンレモン」のうた
キリンビバレッジが提供元となる、テレビCM「キリンレモンのうた」。
アニソンなどで話題のLiSAさんのほか、4人組のロックバンド『04 Limited Sazabys』も起用されています。
注目度の高い俳優にキャッチコピーを読ませるのが「ひな型」といったCMの概念を崩し、キャッチーな歌で脚光を浴びせた代表例でしょう。
(詳細はコチラ:「キリンレモン」のうた 佐久間由衣&坂東龍太)
「バズる」記事の特徴
広告やテレビCMとは違い、「バズる記事」はテキストが中心となります。
文字を通して人の心を掴むことができなくては、話題性に欠ける記事となるわけです。
そこで最後に、バズる記事の特徴を厳選紹介していきたいと思います。
トレンドワードを盛り込んでいる
記事のキーワードを選ぶ際は、「トレンド」を意識するのがポイントです。
その話題を取り上げることで興味喚起ができなければ、バズる記事は書けません。
バズる記事を書く方は、Googleトレンドやキーワードプランナーなどで検索数の多いトレンドワードを選び、話題性の高い記事を意図的に書いているのです。
オリジナルの体験談を公開している
いわゆる有名ブロガーさんは、体験談を公開することでバズる記事を書いています。
話題性の高いトレンドワードを盛り込むだけでは、内容の重複は避けられませんよね。
そこに自分の体験談を含めることで、オリジナリティーと注目度を高めているのです。
「個人の体験なんて興味をもたれるの?」と思う方もいるでしょう。
しかし、その記事に書かれている体験が自分ごとに思えれば、拡散される可能性は十分にあります
誰も書いていない内容で記事をシェアしている
バズる記事とは、珍しい記事とも言い換えられます。
既存の分野についても独自の見解が述べられていれば、新鮮にうつりますよね。
あるいは、まるっきり「誰も書いていない内容の記事」も注目されやすいといえます。
マニア向けの職業、趣味、特技などがある方は、今すぐ文字に起こしましょう。
「バズる」のまとめ
ここまで「バズる」の意味、語源から具体的な事例までみてきましたがいかがだったでしょうか?
昔に比べてネットが普及したことで個人レベルでもバズを引き起こせる時代になりました。
興味がある方は「バズ」の研究をするのも面白いかと思います。
以上、「バズる」の解説でした。