ビジネス用語

『メタ認知』とは?意味や使い方を超わかりやすく解説!

メタ認知

もっとメタ認知できるようにする必要がある

このように使われる「メタ認知」という言葉をご存知でしょうか?

上司や親などから「もっとメタ認知できるようにした方がいい」と指導されたことがある方もいるかもしれません。

ただ「メタ認知」の詳しい意味を知らない方も多いかと思います。

 

今回はこの「メタ認知」の意味・使い方について例文をふまえて解説します。

「メタ認知」とは?

メタ認知」とは「自分自身を客観視して制御すること」です。

アメリカの心理学者『ジョン・H・フラベル』が1970年代に定義して広めた言葉で、元々は心理学用語でした。

現在では、自分自身を客観視することが大切なビジネスなどにおいても「メタ認知」は重要な能力とされています。

「メタ」とは?

「メタ認知」の「メタ」と聞くと少し難しい意味があるかと思います。

この「メタ」というのはギリシャ語の接頭語の「meta-」からとっており、意味は「高次元」という意味になります。

 

漫画などで「メタ発言」という言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。

例えば、漫画のキャラによる「作者の画力が高ければもっとイケメンになれたのに」などと言う発言が「メタ発言」です。

これは漫画のキャラクターが認知しているはずのない、世界の創造主である『作者』という高次元なものに対して発言をすることから「メタ発言」と呼ばれます。

このように、自分を作品の登場人物のように捉えた「神の視点からみた自分」が「メタ認知」と考えるとわかりやすいです。

 

「メタ発言」を知らなかった方は、スポーツ中継が「メタ認知」としてイメージがしやすいかと思います。

例えばサッカーをTV中継で見た場合、全体を俯瞰して見ることが可能です。

ただ実際にプレイをしている人にとっては自分だけの視界になりがちです。

この「全体の視点」ができるプレイヤーは「メタ認知能力」の高いプレイヤーといえ、活躍する可能性も高いといえます。

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「メタ認知」のメリット

「メタ認知」はビジネスでも重要とされる能力の1つです。

例えば「メタ認知」によってビジネスマンには以下のような差がでてきます。

「メタ認知能力」の低い人

メタ認知能力の低い人には以下のような特徴があります。

・自分の感覚と相手の感覚が同じであると考えてしまい、相手の気持ちを推し量ることができない。

・自分の間違いを客観視できず同じミスを繰り返してしまう。

・空気が読めない。

「メタ認知能力」の高い人

「メタ認知能力」の高い人の特徴は以下になります。

・相手の気持ちがわかり、適切な提案ができる。

・間違いに客観的に気づくことができ、修正が早い。

・周りに合わせた行動が可能。

「メタ認知」の向上方法

「メタ認知」をするために大切なのは自身を見つめ直すことです。

ただし特に時間に追われることが多い現代においては難しいですよね。

そんな中で効果的とされているのが瞑想です。

 

『スティーブ・ジョブズ』も取り組むなど、アメリカでも瞑想は注目されています。

瞑想によって数分間自分自身を見つめなおすことが「メタ認知」の向上に効果があるとされています。

 

次は「メタ認知」の使い方をみていきます。

「メタ認知」の使い方・例文

「メタ認知」は以下のように使われます。

「メタ認知の向上で適切な目標設定を行えるようになった」

「メタ認知が効きすぎて自分として自分を生きられない」

「文章を書く上でもメタ認知による読者目線は大切といえる」

「メタ認知」のまとめ

ここまで「メタ認知」の意味、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?

最後に「メタ認知」についてまとめておきます。

「メタ認知」とは「自分自身を客観視し、制御すること」

「メタ」とはギリシャ語の接頭語で「高次元」という意味をもつ。

自分自身をもう一人の自分がみているような感覚が「メタ認知」と呼ばれる。

 

以上、「メタ認知」の解説でした。

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