「あの人絶対学生時代スクールカースト上位だったよね」
このように使われる「スクールカースト」という言葉をご存知でしょうか?
最近よく見かける言葉ですが、詳しい意味についてはわからないという方も多いかと思います。
今回はこの「スクールカースト」について解説します。
Contents
「スクールカースト」とは?
「スクールカースト」とは「学校における身分の序列」のことです。
一般的にカースト上位は周りからチヤホヤされてモテる存在、カースト下位にいくほどモテない地味な存在になります。
由来となっている「カースト」とはインドにおけるヒンドゥー教の身分制度のことです。
以下のように身分を分類し、上から順に高い権力を保有します。
・バラモン (司祭者)
・クシャトリヤ (王侯,武士)
・バイシャ (庶民)
・シュードラ (隷属民)
この「カースト制度」を元に、学校における身分を表す「スクールカースト」という言葉が生まれました。
「スクールカースト」を分ける1番の決め手は「コミュニケーション能力」です。
一般的に明るい性格で人を笑わせられる「陽キャ」がカーストの上位に位置しており、地味で目立たないオタク趣味をもつような「陰キャ」と呼ばれる層がカーストの下位になります。
日本においてスクールカースト上位になる人は、
・スポーツが得意
・優れた容姿
・ユーモアのセンスが高い
といった特徴があります。
アメリカの「スクールカースト」について
アメリカ人といえば、背が高く陽気な存在というイメージのある方も多いかと思いますが、実際には日本同様に「スクールカースト」が存在しています。
スクールカースト最上位「Jock(ジョック)」
アメリカにおけるスクールカースト最上位は「Jock(ジョック)」と呼ばれます。
日本ではそこまで浸透していないので意外に感じるかもしれませんが、アメリカではアメフトが一番人気のスポーツです。
そのためアメフト部のキャプテンなどがこの「ジョック」と言われます。
日本では、野球部・サッカー部のキャプテンがこの「ジョック層」に君臨しています。
「ジョック」は男性の最上位ですが、女子生徒の頂点は「クイーン・ビー」と呼ばれます。
チアリーダーなどがこの「クイーン・ビー」にあたります。
スクールカースト最下位「nerd(ナード)」
アメリカにおけるスクールカースト最下位は「nerd(ナード)」です。
日本でいう「オタク」がこの「ナード」です。
このあたりの認識は日米共通で、陰キャな人はアメリカにおいてもスクールカーストの下位にあたります。
次は「スクールカースト」の使い方をみていきます。
「スクールカースト」の使い方・例文
「スクールカースト」は以下のように使われます。
スクールカースト上位の生活を送ってみたかった
振り返ってもしょうがないし、仕事で見返してやろう!
乃木坂46は可愛い子多いね
学生時代スクールカースト上位だったんだろうなぁ
「スクールカースト」のまとめ
ここまで「スクールカースト」の意味、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「スクールカースト」についてまとめておきます。
「スクールカースト」とは「学校における身分の序列」を表す言葉。
運動部のキャプテンなどコミュニケーション能力の優れた人物がスクールカーストの上位、オタクのように暗い人がカースト下位に傾向がある。
アメリカにおいてはアメフト部のキャプテンがスクールカースト最上位の「Jock(ジョック)」と呼ばれる。
以上、「スクールカースト」の解説でした。