「優勝」という言葉を聞くと一般的には「トーナメントなどで1番になること」という意味が思い浮かぶ方が多いかと思います。
ただしネットでよく使われる「優勝」は文脈に応じて、オタク用語から下ネタまで様々な意味をもつ多義語として使われています。
今回はそんな「優勝」の意味・由来・使い方について例文をふまえて解説します。
Contents
「優勝」とは?
「優勝」は以下のような文脈で使われます。
・ドルヲタ用語における「優勝」
・アニメオタク用語における「優勝」
・下ネタとしての「優勝」
それぞれみていきます。
「ドルヲタ」における優勝
アイドルオタク用語としての「優勝」は以下のように使われます。
私は毎日優勝してるよ毎日推しからふぁぼもらって認知もらってリプもらってファンサ頂いてもうこれからも推してく永遠の推し
— ウイスキー (@whisky_s14) November 2, 2019
「推し」とはアイドルグループの中で一番好きなメンバーのことで、「認知」は自分の存在をアイドルに認識してもらうという意味になります。
アイドルのファンにとっての「優勝」は「推しに認知やファンサービスをされること」です。
アイドルファンにとって一番嬉しいのは「自分が好きなアイドルから何かをされること」であり、それは優勝に匹敵するような出来事であることから「優勝」と呼ばれます。
アニメオタク用語における「優勝」
「優勝」はよく「アニメオタク」も使っています。
今期、最弱無敗の神装機竜《バハムート》が優勝で異議なしです本当にありがとうございました
— HiRoSYO (@HRSYO) January 11, 2016
アニメオタクが使う場合には「〇〇が優勝」という使い方をし、〇〇には作品名やキャラ名が入ります。
これは「〇〇がその人にとってNO1」という意味になります。
深夜アニメは三ヶ月ごとの周期で放送されており、周期ごとに「今期は〇〇が優勝」というツイートがよく流れます。
下ネタとしての「優勝」
「優勝」はなんと下ネタとしても使われています。
この意味における「優勝」は「体の関係をもつこと」になります。
語源となっているのは、Twitterで30万人以上のフォロワー数を抱える人気アカウント『暇な女子大生』です。
この『暇な女子大生』は、東大などのエリート大学出身の男性と出会うことを目的にした肉食系女子のアカウントになっており、最終目標である「体の関係をもつこと」を実現した際に「優勝した」という投稿がされています。
その他の「優勝」
そのほかで使われる「優勝」について確認します。
二郎からのセイクで優勝せえへん?
これは「オタク構文」における一文です。
訳すと、「二郎からの酒(sake)で盛り上がろうぜ?」という意味の例文で、この例での「優勝」は「盛り上がる」、「幸せな気分になる」という意味で使われています。
次は「優勝」の例文における使い方を例文でみていきます。
「優勝」の使い方・例文
「優勝」は以下のように使われます。
例1:「明日のライブで優勝できると良いね(ファンサしてもらえると良いね)」
例2:「今期のアニメ、今のところ旗揚!けものみちが優勝です」
例3:「ストナンからの優勝した」
「優勝」のまとめ
ここまで「優勝」の意味、由来、使い方について見てきましたがいかがだったでしょうか?
最後に「優勝」についてまとめておきます。
「優勝」は多義語で、オタク用語から下ネタまで文脈に応じて様々な意味で使われている。
アイドルファンであれば「推しのアイドルから認知をされる」など、その人にとって最も良い出来事が「優勝」になります。
下ネタとして使われる「優勝」は、「体の関係をもつこと」を意味する。
以上、「優勝」の解説でした。